インスタ映え必至の「コラボふりかけ」格付けレビュー

@DIME アットダイム

 異なるブランド、メーカーが共同開発したコラボ食品はそれほど珍しくない。しかし最近は、スマック菓子味のカップ焼きそばや、インスタントラーメン味のスナック菓子、焼肉たれ味のポテトチップスなど、人気製品同士でありつつ、意外な組み合わせで注目を集めるコラボ食品が話題となることがある。
 ここで注目なのが、コイケヤのスナック菓子と組んだニチフリのコラボふりかけだ。「カラムーチョホットチリ味ふりかけ」「すっぱムーチョさっぱり梅味ふりかけ」「スコーン和風バーベキュー味ふりかけ」「わさムーチョ旨わさび味ふりかけ」の4種類が登場しているが、いずれもスナック菓子をご飯にかけるというイメージのインパクトが強烈過ぎる。ペヤングソースやきそばをイメージした「ペヤングソースやきそば味ふりかけ」もあるが、こちらも、ソース焼きそばが載ったご飯の映像が頭に浮かび、もしかして関西の方々には普通のことなのかもしれないが、北国出身の筆者としては、喜ぶべきか恐れるべきか対応に悩む組み合わせだ。
 この妖しくも不思議な魅力を放つ5つのふりかけ。やはり食べてみないことには、気になって仕事が手に付かない。いそいそとご飯を炊き、味わってみることにした。


5つのコラボふりかけを実食。

■意外にご飯に合う
 5種類の味を確認するにあたっては、個人的に「さっぱりとして、味の予想もつきやすく、食べやすかろう」と思った「すっぱムーチョさっぱり梅味ふりかけ」「わさムーチョ旨わさび味ふりかけ」から食べることにした。
 

「すっぱムーチョさっぱり梅味ふりかけ」は、ひと目で梅味と分かる赤を基調としたパッケージ。ふりかけもピンク&赤。
 お茶碗を顔に近づけると、梅の爽やかな香りがする。味はスナック菓子のすっぱムーチョのように、甘みはあるものの、しっかりと酸味があり、梅好きは好きなはずの味だ。普通の梅ふりかけとして食べられるが、サクサク食感も楽しめて、ジャンク感もほどよく残っている。
再現度:★★★☆☆

意外度:★★☆☆☆

ご飯に合う度:★★★★★
 

思ったより黄色かった「わさムーチョ旨わさび味ふりかけ」。辛味がしっかりついている。
「わさムーチョ旨わさび味ふりかけ」の第一印象は、思ったより黄色いということ。黄色い粒は砂糖、食塩、唐辛子などで味付けした乾燥マッシュポテトで、緑色の粒は砂糖と食塩で味付けした乾燥マッシュポテト。わざび色をイメージして着色しているという。わさびの香りがふんわりと漂い、辛味もしっかりある。子どもはちょっとつらいかもしれないと思うほどだ。お茶漬けのりとしても使えるかもしれない。
再現度:★★★☆☆

意外度:★★★☆☆

ご飯に合う度:★★★★★

 3つ目に食べるものは、少し悩んだが、インドカレーっぽい雰囲気かと予想して「カラムーチョホットチリ味ふりかけ」を選んだ。
 

ムーチョシリーズでは一番ポピュラーな「カラムーチョホットチリ味ふりかけ」。
「カラムーチョホットチリ味ふりかけ」は香辛料が多く使われているのか、オレンジ色をして見るからに辛そうだ。しかし、思ったほど辛くないので若干拍子抜けした。「わさムーチョ旨わさび味ふりかけ」の方が辛いかもしれない。インドカレーっぽくはないがエスニックな風味で、このふりかけが5種類の中でもっともジャンクなスナックの香りがした。カラムーチョをよく再現しているともいえるが、ご飯に合うかどうかは好みがわかれそうだ。
再現度:★★★★★

意外度:★★★★☆

ご飯に合う度:★★★☆☆
 次に試したのは「ペヤングソースやきそば味ふりかけ」。基本的にソース味のはずなので、失敗はないだろうと予想した。
 

ペヤングの白いパッケージを模した「ペヤングソースやきそば味ふりかけ」。見た目はカツオふりかけか焼肉ふりかけのようだ。あおさを使って焼きそば感を出している。
 当然だが、ソースの香りが強い。カリカリした歯ごたえの粒は、お好み焼きが焦げた部分を食べている印象だ。普通のふりかけに入っている海苔をあえて使わず、あおさを入れていることでペヤングらしさが再現されたように感じる。ソース味が好きな人、お好み焼きや焼きそばと一緒にご飯を食べられる人は、このふりかけも抵抗なく食べられるのでは。
再現度:★★★★☆

意外度:★★★☆☆

ご飯に合う度:★★★★☆

 最後が「スコーン和風バーベキュー味ふりかけ」だ。個人的に、コイケヤのスコーンは濃厚チーズ味が好みだが、ご飯との組み合わせをイメージしたことは皆無。ただ、ふりかけは和風バーベキュー味なので、チーズよりはご飯に合いそうだ。
 

もっとも恐れていた「スコーン和風バーベキュー味ふりかけ」。バーベキューソース味に期待する。
 ふりかけたときに、丸いアラレのようなものが目立つと感じだが、これはコーン風味の粒で、公式ウェブサイトには「サクサクした食感で、よりスナック感を演出」とある。コーンの風味はあまり感じなかったが、口に入れたときにふわっと感じるバーベキューソースの味は、オーソドックスで抵抗なく受け入れることができて安心した。ただ、他の4品に比べるとはっきりしない味という印象だった。
再現度:★★★☆☆

意外度:★★★★☆

ご飯に合う度:★★★☆☆
 5品を食べてみて、個人的に、ご飯に合うと思った1位は「すっぱムーチョさっぱり梅味ふりかけ」だ。梅味はもともとご飯に合う味なので、梅が苦手でないならおいしく食べられるはずだ。2位は「わさムーチョ旨わさび味ふりかけ」、3位が「ペヤングソースやきそば味ふりかけ」となった。いずれもサクサクした食感が楽しく、それぞれのフレーバーでご飯が進んだ。残りの2つもおいしいが、「カラムーチョホットチリ味ふりかけ」は不思議なエスニック風味で、思ったほど辛くなかったことも筆者にとってはマイナス方向に働いた。「スコーン和風バーベキュー味ふりかけ」は見た目よりもまろやかな味で、ご飯よりもサラダにふりかけたいと感じた。
■いろんな“意外組み合わせ”食品を試してみたくなる
 今回試したのはふりかけだったが、意外なものを組み合わせた食品はさまざまなものが登場している。一番有名なのが赤城乳業の「ガリガリ君」ではないだろうか。コーンポタージュ味やナポリタン味など、アイスキャンディとして誰も予想しなかったフレーバーを採用した。今年は「ガリガリ君リッチメロンパン味」が9月12日から全国発売する。

 また、過去には明星が「一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」を出したり、湖池屋がバナナ味やもも味のポテトチップを販売している。食べるのはかなりの勇気を必要とするが、試さずにはいられない神秘性があり、ハマるとおいしいと感じてしまうパワーがある。味覚に合わないものもあるだろうが、インスタで反響を得られるなら試し甲斐があるといえるかもしれない。
取材・文/房野麻子