まるで「暴力団巨人組」だ……山口俊投手の“泥酔暴行”球団内の「誰も知らなかった」は本当か?

サイゾー

 不祥事が相次ぐプロ野球・読売ジャイアンツの選手が、今度は泥酔暴行事件を起こした。
 事件を起こした山口俊投手は11日未明、都内の病院でドアを破壊した上、警備員に暴行していた疑いが持たれている。関係者によると当日、山口は東京・目黒区の飲食店で友人と酒を飲んで酔っ払い、ガラスで右手をケガしたことから病院に行ったが、そこで大暴れしたという。警察は病院と警備員から出された器物損壊と傷害の被害届を受理し、現在捜査中だ。
「110番通報があって警察官が現場に駆けつけたところ、同行者に『まずいよ、ここにいたら』などと言われ、山口は現場から逃げ去っていたとか。それが事実なら、なお悪質」(前出関係者)
 結局、防犯カメラに犯行状況が映っていたというが、山口当人は一週間あまりにわたってトラブルをチームや周囲に報告せず、前日17日の練習も普段通りに行っていたため、球団側は大混乱。記者に詰め寄られ「本当に何も知らないんですよ」と困惑する関係者もいたほどだが、別の関係者は「本当にこの一週間、誰も知らなかったかは疑わしい」と首をかしげる。
「警察発表がなかったのは、球団が表沙汰にならないよう示談交渉していたからだってウワサがあるんですよ。でも、病院関係者から野球担当ではなく事件記者に話が漏れてしまい、慌てて球団が先に発表する流れになったとか……。実際はどうかわからないけど、それだと確かに話のつじつまは合う」(同)
 山口は2005年に横浜(現DeNA)に入団し、今シーズンからFAで巨人に移籍。4年8億円ともいわれる大型契約を結び、鳴り物入りでの入団だった、右肩の負傷で出遅れ、ファンからは「高いリハビリ代」などと皮肉るような批判も広がっていた。今年2月、キャンプ中にインフルエンザに感染したときも「自己管理能力が低い」と批判され、7月の古巣DeNA戦では4回9安打6失点で移籍後初黒星を喫してしまった。
 巨人は当面、山口の起用を自粛する方針だが、今季は球団ワースト記録となる13連敗を喫するなど不調にイラ立つファンからは「解雇しろ」との厳しい声も少なくない。何しろ「紳士の球団」のはずが、近年は不祥事だらけ。福田聡志、笠原将生、松本竜也の所属3選手の野球賭博問題が発覚したほか、OBの清原和博は覚せい剤の所持、使用で有罪となった。同じくOBの越智大祐は結婚詐欺疑惑が報じられ、原辰徳前監督に至っては、暴力団関係者に脅されて1億円を払ったという報道をめぐり、球団側が名誉毀損訴訟を起こすも敗訴。立て続けに明らかになる不祥事に、記者たちからは「まるでヤクザ球団」などと言われてしまっている。
 山口については昨年11月、夕刊フジが「紳士の球団の一員になる前の“身体検査”は大丈夫か」と警鐘を鳴らしてもいた。記事では古巣から「酒を飲んで問題を起こすタマじゃないが、気がいいから脇が甘いところがある」という心配の声があったことを紹介。さらに、6月に覚せい剤取締法などで逮捕された元俳優・高知東生との親交も指摘。実際には「酒を飲んで問題を起こすタマ」だったわけだが、ほかにもトラブルの火種がくすぶっているような要注意人物という見方があったわけだ。
 山口の事件を受けて、記者たちに過去の不祥事もひとまとめにされ「暴力団巨人組」などと呼ばわれてしまっている現状を見ると、もし山口が起訴などされなかったとしても、そう簡単には復帰は許されない可能性もある。
(文=片岡亮/NEWSIDER)