マツコさん「左利きってゲイと同じ。私たちも強く生きている」【マツコの知らない世界の“世界”】

テレビPABLO

マツコさん「左利きってゲイと同じ。私たちも強く生きている」【マツコの知らない世界の“世界”】 今週の『マツコの知らない世界』後半は左利きの世界。スタッフの方に「左利き」のイメージはと聞かれて「大変ね……としか」と答え、このテーマに興味あるかと聞かれれば、「それを聞いちゃう? 斬新ね……。それを言うなら8割がた興味ないんだよね……」と低めのテンションでスタッフを笑わせるマツコさん。さらに「斬新なことを聞くね、この、ブサイクな座敷犬みたいな顔している(スタッフは)」と吐き捨てます。その瞬間に画面に「いいね!」のマークのようなグッドマークが表示。場面が切り替わり、まったりとした重めの空気を漂わせながら“左利きの切なさを収集する男”として案内人の渡瀬謙さんが呼び込まれます。
しかし。俳優の笹野高史さんをひと回りほど若くさせたような、シュッとしたイケメン、渡瀬さんをひと目見て、マツコさんの表情が一転。「わぁ、絶対神経質ですよね!」と嬉しそうに指摘し、「もちろんです。神経質です。非常に気が弱いです」とやわらかな口調で答える渡瀬さんと、「じゃあ、優しくしたほうがいい…ですか?」と本日の“マツコモード”を打ち合わせ。ゲストの方に合わせて、毎回、毒舌モードをコントロールしているマツコさん。本日はレベル低めで和やかに? 左利きの世界がスタートです。
案内人さんの爆弾発言「実は僕は左利きじゃないんです」で企画グダグダ!?
さっそく、「右利き社会の象徴」だとしてズボンのポケットから1本のボールペンを取り出す渡瀬さん。
「右で持つと、ロゴがちゃんと読めるように表示されるけれど、左で使うと文字が逆になって読めない」というのが主張。「……だって、文字見たいですか?」というマツコさんの素朴な疑問はごもっともですが、左利きの「切なさ」はきっとそこなんでしょうね。「どっちでもいいけど、気を遣われていない感じ」がするんだろうなぁというのが分かります。
「まぁ、左利きでもこんなとこまでうるさい人、なかなかいないかもしれない」と言う渡瀬さん。マツコさんに「わぁ…、厄介な」と突っ込まれて伏し目がちになるも、すかさずマツコさんから「優しさモードですからね!」と早口でフォローを入れられて「大丈夫です」と再起動。おふたりの会話のテンポ、抜群です。
はさみに急須、自販機に扇子と、世の中の「左利きに切ない」アイテムが紹介されていくなか、マツコさんは、渡瀬さんに寄り添って「なるほどね~」と理解は示すものの「そんなに深刻な話かしら?」というスタンス。
ゲタの上に、左側を上にして並べられた握り寿司に至っては、「こうしたら簡単に左手で食べられる」とばかりにゲタごと右回りに90度回転させて、渡瀬さんを困らせます。これには見ている方も大爆笑。「自販機の下に落っこちている小銭は、たいていは右利き仕様に作られた自販機がうまく使えなくて左利きが落としたもの」という持論も、説得力がいまひとつ。マツコさんの「左利きの切なさが伝わってこないのよ~」というのは、見ている方も同感です。
しかも、渡瀬さんから「実は僕、左利きじゃないんですよ。ごめんなさい」との爆弾発言。これにはマツコさんも絶句。「それって……困ってないってことですよね?」「それを言われちゃうと、左利きの悲しみが伝わらなくなっちゃう……」というやり取りには笑うしかありません。マツコさんも目を丸くして「いやいやいや、今、根本が崩れ落ちましたよ。ちょっと、大丈夫? 今日?」とスタッフを強めに責めて笑わせます。そして、渡瀬さんにも「ちょっと、挽回してくださいよ~。優しさにも限界ありますからね! まだ優しいほうですからね!」とピシャリ。
さて。渡瀬さんによると、左利きは古今東西、10人に1人いると言われているそう。「結構いるんだぁ~。あたしの世代でいうと、まだ親御さんが矯正される方が多かったからか、そんなに多いっていう実感がない」と感慨深げなマツコさん。でも、これは実証がしにくくて、右手で箸やペンを使えるけど、ほかのことは左手のほうがやりやすい人など、「どこで線引きしていいのかわからない」そう。それを聞いて、「まぁ、ゲイもそうですよね。どこまでをゲイというか…。パーセンテージを出すのは無理なのよ」とマツコさん。そして、「まぁ…同じ感じっていうと、左利きの人怒るのかな?」とキョトン顔です。「私たちも強く生きているんですけどね……。すみません本当に」。
次に、左利きの豆知識として紹介されたのが、左利きの有名人。アインシュタインから夏目漱石、小栗旬などなど、そうそうたる方々がテロップにズラリ。「出たでた、左利きが才能があるっていうパターン」とチャチャを入れるマツコさんですが、これに対する渡瀬さんの分析がまた「切ない」。「左利きの有名人が多いって言われるんですけど、正直、右利きの有名人のほうが10倍いると思うんですよね」。確かに。マツコさんも、無言で何度もうなずきながら「ま、これも、また。ゲイもアーティスティックな人が多いって言われるんですよ。芸術家とかデザイナーさんに多いって。でも、ゲイじゃないで芸術家やデザイナーの方が10倍以上いますからね」。思わぬ共通点を発見したことで、左利きの切なさがマツコさんに伝わったようです。
ラスト、様々な左利きアイテムを右手で試すマツコさん。「これは難しそう~」と手にした左利き用の缶切り。最初こそ、「えーと、どっちに動かすんだっけ?」と最初こそ戸惑っていたものの、サクサクを切り進めます。意図である左利きの大変さがいまひとつ伝わってこないところが、あらあらあら、で、スタジオも大爆笑。
マツコさんの見事な左利き用オープナー使いを見つめる渡瀬さんも「いきなりこれ、こんなできる人ってあんまみたことないです」と唖然。それに対して、「私、手も両刀なのかしら」と笑わせるマツコさん。
そして、何かを思い出したような表情で「あッちょっと待って」。「あたし、今受け狙いで両刀なんて言っちゃったけど、性癖に関しては、こっちオンリーだから」と悪い顔をして、親指をグッと立ててのカメラ目線。
ああ、今回、シーンの切り替えに何度も使われていたグッドマークって、これの伏線だったんですね。気持ちのオチが付きました。構成が緻密!
今回も大爆笑させていただきました。ありがとうございました。
『マツコの知らない世界』は毎週火曜20時57分~TBSにて放送。
番組はTBSオンデマンドで7日間無料配信中。