ベルナール・ビュフェ美術館で開館45周年企画展「絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊」開催

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静岡県にあるベルナール・ビュフェ美術館では、開館45周年企画展「絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊」を3月17日から6月12日まで開催する。

同美術館の創設者・岡野喜一郎がビュフェの作品と出会ったのは第二次世界大戦の荒廃が残る1953年。戦争によって深く傷ついた人々を虚飾なく描き出し、戦後フランス美術史の出発点となったビュフェの表現は、復員兵であった岡野の心に深く刻まれた。本展は1950年代にフランスと日本で戦争の記憶を描き、社会現象ともいえる反響を生み出したビュフェと、丸木位里・俊の交錯に注目。絵画のもつ想像力を感じ取り、共有する場となるだろう。

丸木位里・俊 《原爆の図 第三部 水》 1950 紙本淡彩(原爆の図丸木美術館蔵)(左隻)
丸木位里・俊は、原爆投下後の広島を見た経験をもとに1950年から《原爆の図》の共同制作を開始。洋画の俊が堅牢なデッサンで人物を描き、これを押し流すように位里が水墨を重ねていくという、二人の激しいぶつかり合いの中で生みだされた作品は日本画と洋画、前衛と伝統といった美術史の枠組みではとらえきれない力で、現在もなお私たちに強く訴えかける。

戦争がもたらした痛み、絶望、人間性の喪失などを、想像力によって絵画に表した三者の作品。彼らの作品が発表当時に共感と反感を呼び、また後の世代にとっても戦争の惨禍を追体験させるものであり続けるのは、三者の絵画が見る人の想像力をかきたて、心を揺さぶる力を持つからではないだろうか。

ベルナール・ビュフェ 《キリストの受難:笞刑》 1951 油彩、カンヴァス
また、3月18日には原爆の図丸木美術館学芸員で、国内外での丸木作品の紹介にも尽力している岡村幸宣氏と、神奈川県立近代美術館の館長であり、戦中・戦後の日本近代美術に関する展示を多数手がけてきた水沢勉氏による特別対談を開催。丸木夫妻の作品を中心とした、戦後の国内外の美術について語る。

【展覧会情報】
絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊
会期:3月17日〜6月12日
会場:ベルナール・ビュフェ美術館
住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57
時間:3月 10:00〜17:00、4月〜6月 10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:大人1,000円 高・大学生500円 中学生以下無料
休館日:水曜日(5月2日は開館、祝日の場合は翌日休み)

【イベント情報】
オープニングイベント 特別対談「絵画-現実と想像 丸木位里・俊とその時代」
岡村幸宣(原爆の図丸木美術館 学芸員)×水沢勉(神奈川県立近代美術館 館長)
日時:3月18日
会場:クレマチスの丘ホール
時間:14:15〜15:45(13:30開場)
定員:200名(要予約)
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